乗り物旅

【日本唯一の定期寝台列車⁉】夜行列車「サンライズ」って何? 行先や料金まで徹底解説!

窓の外では光り輝く星空ときらびやかな夜景が広がっており、ベッドに寝転んでそんな風景を眺めながら心地よく揺られ眠りにつく。朝日と一緒に目覚めればそこには全く別の世界が広がっており、新しい出会いへと導いてくれる。

そんな素敵な旅、ご興味ありませんか?

迷える紳士

少し変わった旅をしたいけど何がいいかな?

迷える淑女

移動でも特別な時間を過ごしたいけど、どうしたらいい?

クロフク

そんなあなたには寝台列車「サンライズ」がおすすめ!

ここでは「サンライズ」を初めて聞いた方、聞いたことあるけど詳しく知らないという方に

  • 「サンライズ」ってなに?
  • 何駅で乗れるの?
  • 料金っていくらくらい?

について、ご紹介します!

そもそも寝台列車って何?

「寝台車」を主体とした列車、それが「寝台列車」です。

「寝台車」とは座席の代わりに寝台(ベッド)が設置された車両のため、

寝られるスペース・部屋で構成された列車が「寝台列車」となります!

クロフク

<ホテル×列車>みたいなイメージ!

こんな一風変わった寝台列車ですが、時代の波にもまれ、定期運行する列車がどんどん廃止されていきました…

そんな現在において、日本で唯一定期運行している寝台列車、それが「サンライズ」です!

「サンライズ」の始発・終点はどこ? 経由地は?

「サンライズ」は東京駅~出雲市駅・高松駅をつなぐ寝台列車です。

「サンライズ」には2種類あり、それぞれ運行ルートが異なります。

サンライズ出雲:東京駅~出雲市駅をつなぐ列車

サンライズ瀬戸:東京駅~高松駅をつなぐ列車

そのため、東京駅から出発する人は購入する切符の終点がどちらなのかしっかりと確認しましょう!

東京から出発する場合、サンライズ出雲・瀬戸共に1つの列車として運行し、岡山駅で各方面行きに切り離されます。

逆に東京へ向かう場合、岡山駅で連結して1つの列車として運転するということになります。

以下が運行ルートになります!

運行ルート

〇出雲・瀬戸共通

  東京~横浜~熱海~沼津~富士~静岡~姫路~岡山

〇サンライズ出雲

  岡山~倉敷~備中高梁~新見~米子~松江~宍道~出雲市

〇サンライズ瀬戸

  岡山~児島~坂出~高松

料金はどれくらい? 部屋ってどんな種類があるの?

迷える紳士

でも、どうせ高いんじゃないの?

そんな不安を持つ方のために、寝台列車に乗る際の料金について解説します。

サンライズに乗車するには、以下の3種類の料金が必要となります。

  • 乗車券
  • 特急券
  • 寝台券

乗車券・特急券は乗り降りする駅で変わるため、今回はサンライズ出雲の「寝台券」の料金を部屋別にご紹介します!

「サンライズ」の個室は大きく<A寝台>と<B寝台>の2ランクに分かれており、その中でも部屋の種類が分かれています。 選択肢は全部で5種類あります!

寝台個室の種類(料金高い順)

<A寝台>

  • シングルデラックス

<B寝台>

  • サンライズツイン
  • シングルツイン
  • シングル
  • ソロ
<A寝台>シングルデラックス(寝台券:13,980円)

 こちらは最も豪華な部屋で、いすやデスク、洗面台まで完備されているまさにホテルのような寝台です。また、シャワー室もA寝台専用が設置されており、B寝台では持参が必要なタオル・購入が必要なシャワーカード等も準備されています。

<B寝台>サンライズツイン(寝台券(1部屋):15,400円 / 一人当たり7,700円)

こちらは二人部屋となっている寝台で、ベッドが横に二つ並んでいます。小さなデスクや洗面台もついているため、家族や友人、恋人と寝台列車を楽しみたい方におすすめです。

<B寝台>シングルツイン(寝台券:9,600円)

 こちらは屋根が高く縦に広い寝台です。基本的に一人部屋ですが、追加料金5,500円で補助ベッドを設置でき、二人部屋に変わる寝台です(二人目が乗車する場合はその方の乗車・特急券も必要です)。その際は2段ベッドのような構造となります。ベッドとデスクで構成された、少し広めなカプセルホテルというようなイメージです。

<B寝台>シングル(寝台券:7,700円)

 こちらはベッドとデスクがコンパクトに収まった一人部屋となります。構成としては一人部屋にしたシングルツインのようなイメージです。1階にあるシングルと2階にあるシングルがあり、窓の形が異なります。2階の方が天井近くまで窓がカーブして大きく設置されているため、「夜空を楽しみたい!」という方にはおすすめです。

<B寝台>ソロ(寝台券:6,600円)

 こちらは個室の中で最も安く乗れる部屋で、部屋全体がほぼベッドとなっています。個室がいいけどできるだけリーズナブルに寝台列車を楽しみたい方におすすめです。

<番外編>ノビノビ座席(寝台券:不要)

 こちらは個室ではないのですが、乗車券と特急券のみで使用できる寝台です。個室でないため完全な仕切りはなく、頭部付近にある少しの壁とカーテンで区切る形になります。「格安で寝台列車に乗りたいんだ!」という方におすすめの寝台です。

寝台券は旅行でいう「宿泊費」に近いです。そう思うと想像より手ごろな印象を持つのではないでしょうか?

実際は乗車券と特急券も追加で必要となるものの、それらは「移動費」ですので、旅行だと考えれば「サンライズは高い」という印象は少ないかもしれません。

「非日常」を体感できるという面からも、筆者としては「むしろ安いかも!」と考えています。

まとめ

今回はサンライズについて、乗る前に知っておきたい情報をお届けしました!

本記事で紹介したこと

そもそも寝台列車って何?

「サンライズ」の始発・終点はどこ? 経由地は?

料金はどれくらい? 部屋ってどんな種類があるの?

こちらの記事で実際に乗らないと体感できないサンライズの魅力をご紹介しています。サンライズに興味を持った方は読んで損はありません!

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みなさんも「サンライズ」に乗って、一風変わった素敵な旅を体感してみませんか?