波の音が静寂を包み込む中、遠くに広がる蒼い海と紅い空が、心奪う美しさをつくりだす。舞台は駅、演出は自然。まるで絵画の中に迷い込んだかのような錯覚を覚える独特の雰囲気は、時が経つのを忘れさせてくれる。
そんな素敵な場所に行ってみませんか?
静かで綺麗な自然を見に行きたい…
おすすめの夕日スポットを知りたいな…
そんなあなたには「下灘駅」がおすすめ!
本記事では、「海が見える駅」として大人気の観光スポット、「下灘駅」の魅力をご紹介!
日没の時間帯にどのように絶景が移り変わるのか、日没までの時間経過とともに紹介していきます。
そもそも下灘駅って何? どこにあるの?
下灘駅は愛媛県伊予市の海沿いにある、JR予讃線の無人駅の1つです。
以前は「日本一海に近い駅」として有名で様々な撮影やポスターにも扱われていました。
※現在は国道378号が海との間に整備されています。
しかし、その美しさと人気は衰えず、今でも多くの人が足を運ぶ絶景スポットです。
下灘駅にはどうやって行くの?
下灘駅への行き方ですが、「自動車」又は「電車」が主な向かい方となります。
筆者のおすすめはやはり電車です!
下灘駅のあるJR予讃線は海沿いを走る線で、美しい海を眺めながらゆったりと移動することができます。
目的地へ向かう道中で綺麗な景色を眺めながら心を高ぶらせ、下灘駅で絶景を楽しむ。ぜひそんな素敵な時間を過ごしてみてください。
もちろん自動車で向かうことも可能です。
駐車場は下灘駅にもありますが、数台しか止めるスペースがありません。
そのため、下灘駅臨時駐車場や近くの「しもなだ運動公園」駐車場の利用もご検討ください。すべて無料で利用可能です。
また、「電車」を選択する際に注意していただきたい点が2点あります。
①電車の本数が少ない
下灘駅は電車の本数が少なく、2023年12月時点では平日・休日ともに一日9本となっています。
毎時間電車が来るわけではないため、向かう際は乗り遅れないことはもちろん、帰りの電車の時間も調べて予定以上に待ちぼうけをくらわないように注意してください。
②移動に時間がかかる可能性
下灘駅は主要駅からすごく近い!というわけではありません。県庁所在地がある松山市の松山駅からは40分~55分ほどかかり、場合によっては1時間以上かかります。
到着時間をしっかりと確認し、日の入り等を逃さないようご注意ください。
日没時の下灘駅の姿を時間帯ごとにご紹介!
それでは、下灘駅の魅力が最大限引き出される時間帯の1つ、日没時の姿を日没までのカウントダウン形式でご紹介します!
今回は2023年3月中旬に撮影した写真となります。
【まだ明るめ】日没1時間前
まだ比較的明るめの時間ですね。人の姿もまだ判別できるほどの明るさのため、人物写真や誰かとの想い出を撮影したい方はこの時間帯から撮影するといいかもしれません。
【少しずつ日が落ちてきた!】日没50分前
少しずつ日の入りが実感できる風景になってきました。
ただ、まだ「夕日だ!」という時間帯ではない印象です。
【美しく夕日が輝く!】日没40分前
この時間帯からは一面に紅く染まる海と一線を落とす美しい夕日を眺めることができます!
また、この絶景を一目見ようと、観光客も増え始める時間帯となります。写真を撮るために列ができることもありますので、ゆっくり撮影したい方はもう少し早めに足を運ぶことをお勧めします。
【おすすめの撮影時間帯!】日没30分前
この時間帯になると日がだいぶ低い位置まで落ちてくるため、フレームにバランスよく収めることができます。ここでしか撮影できない美しい夕日とレトロな駅の2ショットをぜひカメラや想い出に残してください!
一面が紅く染まる絶景は足を運ぶ価値ありです!
【電車×夕日も忘れずに!】日没20分前
駅に向かうとなれば、電車の撮影は外せません!
レトロな列車と紅く染まる夕日の組み合わせは、まるで絵画のような美しさを生み出します。ぜひ皆さんもこの2ショットを目に焼き付けてください!
事前に「電車の運行ダイヤ」「日没の時間」をご確認ください!
最後に
「下灘駅の魅力」、少しでもお伝えできましたでしょうか?
また、ここで1点注意点をお伝えさせてください。
一部のマナーの悪い方がいるために多くのマナーの良い方の観光が禁止される、そんな事態になってしまう可能性があります。多くの方が下灘駅の魅力を体験できなくなってしまうのは非常に残念なことです。
ぜひ、公共のルールを守ったうえで観光を楽しみましょう。
美しい海を眺められる駅、ぜひ足を運んでその魅力を体感してください!